国土交通省は5日未明、米サンノゼを離陸し成田空港に向かっていた全日空171便ボーイング787が1日午後2時ごろ、二つある空調系統が相次いで不具合となり、緊急事態宣言を出し、高度約1万3千メートルから約3千メートルまで降下していたと発表した。その後、宣言を取り消し、約1時間後に成田空港に着陸、乗客乗員163人にけがはなかった。
国交省は事故につながりかねない重大インシデントに認定。運輸安全委員会が5日、航空事故調査官4人を成田空港に派遣する。
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